「ラズス」…世界樹4ギルド
双子が喧嘩しつつ立ち上げ、やがては世界樹を踏破し巨神をぶっ飛ばす方のギルド。
気球名は「ヴィマナ」。


エメット…ソードマン♂(25才、一人称:俺)
 自分第一のザ・チンピラ。迷宮の試練を超えるたび微妙に真人間寄りに矯正されていくもののやっぱりチンピラ。幼い頃から傭兵稼業を生業としてあちこちを転々と旅してまわっていたが、ある日行き倒れていたマリスを拾い、その流れでタルシスへ至る。
 別に冒険者をやる気もなかったが、なんだかんだで冒険者をやることに。たまに後悔しつつ今日も元気な脳筋野郎。リーダーではないが探索時にはメンバーの指揮にまわることが多い。


マリス…フォートレス♂(18才、一人称:おれ)
 いいとこの家の次男坊。騎士見習いの修行の一環でタルシスへやってきた。大雑把で楽天的で少しアホい。悪気が無くとも度々やらかす、頭の中身がゆるふわ系男子。
 傍から見ると騎士修行のやる気があるんだかないんだか、だが向上心は一応あり、エメットやツルバミに訓練の相手をよくせがんでいる。ディバイトスキルでよく皆の身代わりになりつつ倒れつつがんばる。聖騎士やってる兄と王族付きの重装歩兵やってる姉がいる。


ヒース…メディック♀(17才、一人称:わたし)
 双子メディックの妹の方。ギルドリーダーだが、探索時に指揮をするというよりはギルド運営のため事務役にまわることが多い。
 孤児院の出身、同じ院出身の幼馴染・ディーナに懐いている。幼い頃は病弱でこもりがちな生活をしていたが、兄と共に医学の道に入った。読書、とりわけ冒険譚を好み、冒険への憧れが強い。心優しいが気が弱く兄に逆らえないが、反対されるのをわかりながらも冒険者を志しタルシスへやってきた。


キース…メディック♂(17才、一人称:おれ)
 双子メディックの兄の方。妹とは対照に、自分にも他人にも厳しい頑固な性格。妹のヒースと幼馴染のディーナに対する過保護の気が強い。別に世界樹のことなど欠片も興味なかったが、妹と幼馴染が冒険者になるとそれを追いタルシスへ至る。ギルド結成に強固に反対したが、一悶着の末、冒険者となることに。
 生真面目がすぎて災いする時もあるが、基本的には面倒見が良い誠実な性格。


ディーナ…ダンサー♀(19才、一人称:あたし)
 攻撃も補助も回復もできるポテンシャルを秘めつつ脳筋寄り思考の勝気なお姉さん。旅芸人の一座に弟子入りしてあちこち回っていたが、世界樹の噂を耳にして興味を抱き、冒険者を志すようになった。
 元はメディックのキース、ヒースと同じ孤児院の出身。世界樹に同じく興味をもったヒースと共にタルシスへ向かい、冒険者稼業を始めるに至る。てきぱきと物事をこなし、自分の意見もはっきり主張する性格で、ヒースの憧れの対象になっている。


ドワイト…ルーンマスター♂(27才、一人称:僕)
 穏やかな物腰の、一見真面目そうに見える青年。しかし本人が必要と考えること以外はもっぱら適当。要領良く適当に立ち回るのが得意で、基本的に異性関係がだらしない。印術師としての腕前は信用におけるが、軟派な振る舞いに眉をひそめる者もいないでもない。ギルド内ではキースから一方的に警戒と嫌悪をされているが、どこ吹く風である。
 欲望に明るく忠実、素直に富と名声が欲しくて冒険者になった青年。かわいくて家庭的な女の子と結婚したいなぁとか思ってる。


エフド…ナイトシーカー♂(32才、一人称:私)
 温和で人当たりがよく面倒見もいい夜賊。夜戝の家に生まれ夜戝の技を仕込まれ、別に筋自体は悪くないんだけど“あっこいつ性格がまったく夜戝に向かないな!”と判断した家族により温かく野に放たれた。今日も元気だごはんが美味い。
 冒険者になる前に何やってたんだかよくわからないおじさん。たまに「元気な年下達に負けてられないぞ」とひとりで気合を入れてたりもする。


ワクリ…スナイパー♀(13才、一人称:あたし)
 ギルド内唯一のタルシス生まれタルシス育ち。「幼い頃から見続けているあの世界樹の下へ行ってみたい」という 憧れと好奇心から冒険者の門戸を叩いた。やんちゃで快活だが、姉に厳しく躾けられたためか年の割にはしっかり者。年上ばかりの周囲からたしなめられるよりは、たしなめる方が多い。
 家族は父と姉との3人、元冒険者の母はすでに他界している。姉と共に弓で狩猟をし家計の足しにしていたが、姉より弓の腕は秀でている。年の近いナレンナが弓に興味を持ったことを喜んでおり、弓を教えたりなどよく行動を共にしている。


ナレンナ…ミスティック♀(13才、一人称:わたし)
 深霧ノ幽谷で巫女助けてから帰ってきたらいつのまにかそこにいた。とても無口な今ここにあるミステリー。何度か帰郷させようと試みるも帰る様子がまったくなく、やがては「まぁ本人もここにいたいみたいだし…」とゆるく容認されギルドの一員となる。
 ワクリやマリスと行動を共にすることが多いが、ふと見るとそこらへんをふらふらしていたりする。最近ワクリに弓を教えてもらったのでサブスナとしてはしゃいでどんどん縛っている。


ツルバミ…モノノフ♀(27才、一人称:私)
 金剛獣ノ岩窟での一件後、キバガミさんの同行を丁寧に辞したら代わりにやってきたお姉さん。いたって冷静な クールビューティと見せかけ、言うことと成すことは脳筋のそれ。モノノフの剣技に興味をもつエメットやマリスに せがまれ稽古などを行ったりする時もあるがその説明は大味。
 にぎやかで色彩の豊かなタルシスの街並みを静かに愛している。子どもが好きで、探索が無い日はワクリやナレンナと一緒に過ごしていることも多いが、近所の子供の遊び相手をしていることもある。


アーリア…インペリアル♀(19才、一人称:わたし)
 「自国を救うためにはこのギルド入った方が話が早い」と思い立ち、無理やり加入してきた帝国エリート。 プライドが天を衝くごとく高いが、地を這うほどメンタルが貧弱なため、ちょっとしたことですぐ泣き落ち込む面倒くさいエリート。
 砲剣という己の武器に何よりもロマンを感じ惚れこみ、帝国兵である誇りも持ち合わせているが、武具を手放すと途端に気が弱くなる。ゆえにヒースから一方的に仲間意識を持たれているが、本人ちょっと戸惑っている。