世界樹3ギルド「アグノス」
海賊になりたい王子と、従者のお姉さんと、王子の身代わりにされたお姉さんと、そのお姉さんに惚れられたお兄さん。
そして仲良し姉妹によるどんちゃかギルド。船名は「マグノリア」。


ロートン…パイレーツ♂(17才、一人称:オレ または 私)
 とある国の王子。見聞を広めるための留学としてアーモ・ロードを訪れるも、昔読んだ絵物語の冒険譚で強くあこがれを抱いた「海賊」になりたいと画策。海賊装束に身を包み、船を手に入れるためにギルドを立ち上げる。
 故郷の国にいた時から得意としていた銃を手に、船の維持のためにと迷宮に潜っていたが、そのうち迷宮探索にも面白さを感じるようになる。努めて豪快な海の男らしく振舞おうとしているものの、ふとした瞬間に王族らしさが垣間見えてしまい本人涙目。
 「ロートン」は本名ではなく、本人の考える“海賊らしい”名前。御付きのシーラはその名では呼ばず、単に「王子」と呼ぶ。


イマヅ…シノビ♂(29才、一人称:俺)
 とある傭兵集団に身を置いていたが、主要メンバーの死亡や対立で居心地が悪くなり脱退。食い扶持を求めてアーモロードへやってきた。冷静で的確な判断と実行力の高さでメンバーから頼られている。迂闊な王子の尻拭いに回っているようで気が滅入る時もあるが、頼られること自体は悪くないと思っている。
 ユスティーナから好意をぶつけられているがスルーしている。昔、身を置いていた傭兵集団で仲が良かった友人がいたが、彼らが育てていた少年とはあれきり会っていない。


ユスティーナ…プリンス♀(19才、一人称:わたし)
 バードとしてあちこちを旅していたが、ある時訪れたアーモロードでロートンに出会い、替え玉をせがまれ衣装チェンジしたお姉さん。王子が海賊衣装のままなのでなんとなく王子衣装のまま過ごしている。
 おっとりとした性格でドジっ子、心優しいが流されやすい。号令はロートンに教わったのをベースにバードの歌を応用して用いている。イマヅに好意をぶつけるもスルーされているも特にめげてない。


シーラ…ファランクス♀(19才、一人称:私)
 いいとこの家の長女。聖騎士の兄と騎士見習いの弟がいる。王子の留学の付き添いとしてアーモ・ロードへやってきたはいいが、その王子が海賊になるなどと言い出したり、あまつさえ冒険者を始めてしまったことに頭を抱えている。
 王子の身を危険な目に遭わせるわけはいかない、と探索中は前衛に立つが心から探索に賛同や納得をしているわけではない。基本的には王子が海賊のように振る舞おうとしているのが気に入らない。


ジア…モンク♀(17才、一人称:あたし)
ノニア…バリスタ♀(15才、一人称:あたし)
 旅の商人姉妹。アーモ・ロードで掘り出し物を仕入れようとやってきたが、数日市場を回った結果、掘り出し物は迷宮にあり、とギルド加入に至る。お金の使い方に敏感で、ギルドの会計係を担当している。買い出しの際はネイピア商店で値切りを試みたりもするがだいたい惨敗している。
 2人してお喋りでいつもにぎやかな姉妹。海賊になりたがっているロートンを応援しており、探索の無い日はよく連れ立って街へ繰り出している。